地震応答・相互作用

[CS10-52] A NEW IDENTIFICATION METHODOLOGY FOR INCIDENT SEISMIC WAVE AT ENGINEERING BASEMENT BASE ON DYNAMIC RESPONSE ANALYSIS IN TIME DOMAIN

〇Aki Suzuki¹, Hisakazu Sakai¹, Honoka Inda² (1.HOSEI University, 2.Shutoko Engineering Company)

Keywords:incident sesmic wave, earthquake response analysis, time domain, identification methodology

地盤を含む構造物系の地震応答解析を行うには，基盤入力地震動が必要であるが，当該地点において基盤入力地震動が記録されていることは稀で，一般的に地表の観測記録から算定される．算定は周波数領域での解析に頼らざるを得ないが，強震時の算定精度が悪く，高精度の推定手法が長年切望され続けている．本研究では，時間領域で基盤入力地震動を同定する方法を開発し，多自由度線形系の一様地盤に対して，周期2秒の基盤入力地震波の同定を時間領域で試みた．結果，限られた条件下ではあるものの，高精度の同定結果が得られた．