令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

地震応答・相互作用

座長:久世 益充(岐阜大学)

[CS10-52] 時間領域における基盤入力地震動同定手法の基礎的研究

〇鈴木 亜季1、酒井 久和1、隠田 歩乃加2 (1.法政大学院、2.首都高技術株式会社)

キーワード:基盤入力地震動、地震応答解析、時間領域、同定手法

地盤を含む構造物系の地震応答解析を行うには,基盤入力地震動が必要であるが,当該地点において基盤入力地震動が記録されていることは稀で,一般的に地表の観測記録から算定される.算定は周波数領域での解析に頼らざるを得ないが,強震時の算定精度が悪く,高精度の推定手法が長年切望され続けている.本研究では,時間領域で基盤入力地震動を同定する方法を開発し,多自由度線形系の一様地盤に対して,周期2秒の基盤入力地震波の同定を時間領域で試みた.結果,限られた条件下ではあるものの,高精度の同定結果が得られた.

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