[CS10-59] 戸建住宅を対象としたジオテキスタイル端部拘束効果によるめり込み沈下量の低減
キーワード:液状化、沈下量、ジオテキスタイル
地震による液状化の発生で,液状化層が厚い地域の戸建住宅で被害が大きく,対象構造物の沈下量と構造物近傍地盤の沈下量の差であるめり込み沈下が生じた.ここでは,ジオテキスタイルを用いて施工性の高い液状化時めり込み沈下量を抑制する方法を考案することを目的に,簡易実験によるジオテキスタイルの端部拘束方法の検討と端部拘束したジオテキシタイルを用いた 1g 場振動台模型実験により抑制効果を実験的に確認した.端部拘束方法は,施工性や経済性及び得られた引き抜き形態から「折り曲げ」が適当と考えられ,また端部を拘束することでハンモック効果によりジオテキスタイルの引張強度が発揮されめり込み沈下量の抑制効果が確認された.
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