令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

液状化評価・対策

座長:一井 康二(関西大学)

[CS10-62] 地盤の液状化が貯油タンクの構造健全性に及ぼす影響~その1:動的有効応力解析による地盤変形評価~

〇居上 靖弘1、宇野 浩樹1、船原 英樹1、森山 健一2 (1.大成建設株式会社、2.株式会社篠塚研究所)

キーワード:液状化、貯油タンク、矢板式護岸、不同沈下、有効応力解析

直接基礎で支持された貯油タンクにおいては,支持地盤が液状化した場合,タンク底板の変形・破損とともに内容物の漏洩や火災等の2次的被害が懸念される。本検討では,液状化がタンクの構造健全性に及ぼす影響を検討するため,矢板式護岸とタンクを配した地盤を対象にLIQCA2D18による動的有効応力解析を実施し,液状化による地盤変形とタンクの不同沈下を評価した。解析結果より,液状化によって,護岸は海側に変位し,タンクは直下の地盤の流動変形を伴って沈下することが確認された。また,薄層ではあるものの,タンク基礎砕石の変形特性と応力状態がタンク底板の変形に及ぼす影響は大きいと言える。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン