令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

液状化評価・対策

座長:一井 康二(関西大学)

[CS10-63] 地盤の液状化が貯油タンクの構造健全性に及ぼす影響~その2:貯油タンクの応力解析~

〇森山 健一1、居上 靖弘2、宇野 浩樹2、船原 英樹2 (1.株式会社 篠塚研究所、2.大成建設株式会社 技術センター)

キーワード:液状化、貯油タンク、不同沈下、応力解析

地震時の液状化による支持地盤の変位が,貯油タンクの構造健全性に及ぼす影響を検討するために,地盤の有効応力解析から得られたタンク底板位置の地盤変位に対する,貯油タンクの静的な3次元応力解析を行った。
 その結果,①貯油タンクの応力は側板と底板の接合部付近が大きく,周方向軸回りのモーメントが支配的であった。②最大縁応力は降伏点を超えていたが,等価エネルギーによる最大縁応力に対する非線形ひずみは終局伸びひずみを大きく下回っていた。これらのことより,今回の検討に用いた条件では,貯油タンクの損傷の可能性は低いことが分かった。

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