令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

液状化評価・対策

座長:一井 康二(関西大学)

[CS10-65] 地震動の継続時間を考慮した機械学習に基づく液状化予測に関する基礎検討

〇中山 洋斗1、丸山 喜久1、劉 ウェン1 (1.千葉大学)

キーワード:液状化発生予測、地震動継続時間、機械学習、東北地方太平洋沖地震

東北地方太平洋沖地震では広範囲において液状化が発生し,様々な構造物に甚大な被害が生じた.そのため,今後発生すると予測されている地震に対して液状化対策を行うため,広域性と即時性を備えた液状化の発生予測は重要であると考えられる.本研究では地震動の継続時間を考慮して機械学習を行い,液状化発生の予測の高精度化を目指した.

地震記録から3種類の地震動継続時間を算出し,震度,表層地盤,液状化記録とともに250mメッシュごとにまとめ機械学習を行い,液状化の発生予測を行った.

既往研究と比較すると, 継続時間を導入することで液状化発生予測の精度は大幅に向上した.また, 機械学習ごとに有効な継続時間は異なった.

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