令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

橋梁の耐震・地震時挙動

座長:藤倉 修一(宇都宮大学)

[CS10-39] 交番載荷を受けるRC 柱の破壊挙動分析

〇藤山 知加子1、大内 惇暉1、細川 良美2、小林 寿子2 (1.横浜国立大学、2.東日本旅客鉄道(株))

キーワード:交番載荷、RC柱、耐震補強、FEM

鉄道高架橋柱の耐震補強工法の一つとして,一面耐震補強の研究が行われている. 本研究では,補強効果だけでなく,施工誤差や実験における載荷治具などの境界条件が検討結果に及ぼす影響を把握することを目的として,非線形有限要素解析(コード名:COM3)を実施した.本研究の検討範囲では,鉄筋偏在による全体挙動への影響は比較的小さく, 治具の拘束条件は損傷および破壊モードに影響を及ぼすことがわかった.また,鋼板一面補強工法において,鋼板の固定方法によって補強効果が異なる可能性が示唆された.

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