令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

橋梁の耐震・地震時挙動

座長:藤倉 修一(宇都宮大学)

[CS10-40] 固有振動数を利用した交点クランプを有するケーブルの張力推定手法の開発

〇山田 哲1、古川 愛子1、小林 亮介2 (1.京都大学、2.神鋼鋼線工業)

キーワード:ケーブル、交点クランプ、張力推定、固有振動数

ニールセンローゼ橋は2本のケーブルが交点クランプで連結されている.現行では,交点クランプを取り外し,高次振動法などを各ケーブルに適用することで張力を推定している.しかし,交点クランプの取り外し・取り付け作業には多くの労力や時間がかかる.そこで, ケーブル2本を一体とした張力推定手法を提案した.この張力推定手法は本研究が初めての取り組みである.面外方向の固有振動数を用いる手法1と面内方向の固有振動数を用いる手法2の2通りの手法を提案した.数値実験では,いずれの手法も張力の推定誤差は5%未満であり精度良く推定できた.模型実験では,手法1は誤差10%以内の精度で推定できたが手法2の精度に課題を残した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン