令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

ネットワーク防災

座長:酒井 久和(法政大学)

[CS10-67] 平成28年熊本地震後初期の建設会社の応急復旧対応に関するヒアリング調査

〇柳原 純夫1、山本 幸2、柿本 竜治3 (1.奥村組、2.東京建設コンサルタント、3.熊本大学)

キーワード:平成28年熊本地震、ヒアリング調査、応急復旧、災害協定、安全性と補償、プッシュ型支援

地震直後の道路,河川,上下水道等,社会基盤設備の応急復旧における建設会社間の協力体制や施設管理者,地元住民との連携体制における現実の課題および今後のあり方について検討することを目的として,平成28年熊本地震直後の地元建設会社の応急復旧対応に関するヒアリング調査を実施した.その結果,復旧実施者である建設会社の立場から次の課題が抽出された.(1)事前に施設管理者と建設業者間で結ばれていた災害協定の不備(2)公共土木施設の復旧以外の応急対応業務の多さ(3)応急対応時の人出・食料等の不足(4)管理者から伝達される情報の錯綜(5)作業危険度の高さと補償の不備(6)プッシュ型支援の受け入れ側の問題.

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