令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

ネットワーク防災

座長:酒井 久和(法政大学)

[CS10-68] 広域道路ネットワーク地震被害シミュレーションの耐震補強対策への活用に向けた検討

〇服部 匡洋1、大石 秀雄1、中村 真貴2、馬越 一也2、伊佐 正晃3、茂呂 拓実3、金治 英貞3 (1.一般財団法人阪神高速道路技術センター、2.株式会社地震工学研究開発センター、3.阪神高速道路株式会社)

キーワード:広域道路ネットワーク、地震被害シミュレーション、被災度判定、固有周期

阪神高速道路では,今後発生が予想される巨大地震に備えるため,広域道路ネットワークの地震被害シミュレーションに関する研究を進めている.これまでは阪神高速道路湾岸線や神戸線をはじめとする一部路線の解析モデルを構築し,1995年兵庫県南部地震の再現シミュレーションによる精度検証や様々な震源域を想定した地震被害シミュレーションによる下部構造の被災度評価について検討した.平成31年度には,阪神高速道路全路線の解析モデルの構築が完了しており,本検討はこの全路線モデルを用いた地震被害シミュレーションの解析結果に基づき,阪神高速道路の耐震対策へ反映することを念頭に検討したものである.

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