[CS10-68] 広域道路ネットワーク地震被害シミュレーションの耐震補強対策への活用に向けた検討
キーワード:広域道路ネットワーク、地震被害シミュレーション、被災度判定、固有周期
阪神高速道路では,今後発生が予想される巨大地震に備えるため,広域道路ネットワークの地震被害シミュレーションに関する研究を進めている.これまでは阪神高速道路湾岸線や神戸線をはじめとする一部路線の解析モデルを構築し,1995年兵庫県南部地震の再現シミュレーションによる精度検証や様々な震源域を想定した地震被害シミュレーションによる下部構造の被災度評価について検討した.平成31年度には,阪神高速道路全路線の解析モデルの構築が完了しており,本検討はこの全路線モデルを用いた地震被害シミュレーションの解析結果に基づき,阪神高速道路の耐震対策へ反映することを念頭に検討したものである.
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