令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

ネットワーク防災

座長:酒井 久和(法政大学)

[CS10-72] 鉄道ネットワークの損失輸送量に着目した地震対策効果の一元的評価

〇岩田 直泰1、丹羽 健友1、鈴木 崇正1、山本 俊六1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:鉄道ネットワーク、地震対策、耐震補強、運転規制、復旧戦略、最適化

地震時における鉄道のレジリエンスの向上を目的として、鉄道総研は地震対策の効果を鉄道ネットワークの輸送量の観点から一元的に評価できる迂回・復旧計画作成支援システムを開発した。開発手法は、地震時に低下した鉄道ネットワークの輸送量の回復過程を、損失する輸送量が最小となるように最適化計算によって求めるものであり、各地震対策効果を一元的かつ定量的に評価できる。開発システムの輸送量回復過程の計算結果は、事前対策の投資計画や事後復旧工事の計画策定に活用でき、地震時における鉄道のレジリエンスの向上に向けて戦略的な対策実施が可能になると考える。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン