令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 原子力施設に係わる土木技術

地盤変状(液状化,断層変位)

座長:中村 晋(日本大学)

[CS11-11] 盛土を支持する岩ずり埋立地盤の液状化に関する遠心力模型実験

〇加藤 一紀1、石丸 真2、沢津橋 雅裕2、平賀 健史3、中村 智4、横田 克哉5 (1.大林組、2.電力中央研究所、3.セレス、4.電源開発、5.関西電力)

キーワード:岩ずり、液状化、盛土、遠心力模型実験

原子力発電所の新規制基準適合性審査において,礫質土や岩ずり等の地盤に対する地震時の液状化判定や,安定性評価が必要となっているが,これらの地盤では要素試験や模型実験の事例が少なく,合理的な評価が難しい.そこで,盛土を支持する岩ずり埋立地盤(基礎地盤)を対象とした遠心力模型実験より,自由地盤と盛土直下地盤での水圧と鉛直変位応答を比較し,以下の知見を得た.1)自由地盤において過剰間隙水圧比は1相当まで上昇するが,総沈下量は基礎地盤層厚に比べて小さい.2)自由地盤では総沈下量の約60~80%は加振終了後の過剰間隙水圧の消散過程で生じている.3)盛土直下地盤では総沈下量の98%が加振時間中に生じている.

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