[CS11-17] NUMERICAL ANALYSIS ON EFFECTS OF MATERIAL UNCERTAINTIES ON SURFACE FAULT POSITIONS
Keywords:high performance computing, fault displacement, secondary fault, parallel computing, three-dimensional simulation, material uncertainty
原子力施設の耐震安全性評価において、断層変位の安全性評価の必要性が指摘されてきている。原子力施設を対象とした地表断層変位評価では、地質調査により確認された破砕帯等の弱面が主断層の活動によって副次的に活動しうるかを評価することが必要である。しかし、地質調査によって得られた物性値は不確実性をはらむ。そこで、物性値の不確実性を考慮した120ケースの断層変位解析結果を地表断層変位の発生位置に注目して改めて整理した結果、副断層の地表断層の発生位置は主断層のそれよりも物性値の不確実性の影響が小さいことがわかり、基準値の物性値を使用したケースでは、地表断層変位幅も観測とも一致した。
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