[CS12-02] 放射性廃棄物処分施設からのイオン溶出挙動に関する検討-地下空洞型処分施設機能確認試験(その22)-
キーワード:放射性廃棄物、地下空洞型処分、中深度処分、吹付けコンクリート、化学的変質
中深度処分施設のような長期にわたり供用される施設の機能を確認するためには、施設の状態とその変遷を解析的に評価し、適切なモニタリング計画の策定に資する情報を得ることが必要である。同施設は、地下100~150mでの構築が検討されていることから、地下水によるセメント系材料に含まれる成分の溶脱が施設の健全性に影響を及ぼすと考えられており、溶脱が周辺岩盤のイオン濃度に及ぼす影響範囲を把握することが重要である。本報告では、同施設を対象とした多重バリア構造において数百年間にイオンが拡散する範囲を把握することを目的とし、溶脱による化学的変質について解析的検討を行った。
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