令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 放射性廃棄物処分

放射性廃棄物処分(1)

座長:西村 友良(足利大学)

[CS12-10] 疑似ランダム波を使った原位置計測による高精度弾性波測定システムの評価検証

〇石山 宏二1、吉野 修1、松井 裕哉2、榊原 淳一3、佐ノ木 哲4、引間 亮一1、尾崎 裕介2 (1.西松建設株式会社、2.国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構、3.JFEシビル株式会社、4.株式会社地層科学研究所)

キーワード:高精度弾性波測定システム、原位置計測、疑似ランダム波

地質環境の経時変化を高精度で把握でき,数百m以上の長距離測定が可能な弾性波測定システムの構築を目指し,超磁歪材震源を利用した高精度弾性波測定システムの開発を行ってきた.今回,日本原子力研究開発機構の瑞浪超深地層研究所の深度500m研究アクセス南坑道にて,0.5~20kHz周波数の正弦波および疑似ランダム波の連続波を発振・受信する原位置計測を行った.本論では,疑似ランダム波による受信波形の振幅減衰から測線長を長くした際の計測システムの妥当性・有効性を検証するとともに,受信点区間毎の速度と振幅減衰量から地質脆弱部の存在を把握可能であることを示した.

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