令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 放射性廃棄物処分

放射性廃棄物処分(2)

座長:太田 征志(日本原燃株式会社)

[CS12-12] 地層処分におけるベントナイトオプションの検討 鉱物学的特徴の違いを反映したモンモリロナイト含有率の求め方

〇新橋 美里1、横山 信吾1、渡邊 保貴1、山本 陽一2、後藤 考裕2、千々松 正和3 (1.電力中央研究所、2.原子力発電環境整備機構、3.安藤ハザマ)

キーワード:モンモリロナイト含有率、負電荷量、メチレンブルー吸着量、抽出陽イオン総量

本研究では、人工バリア材の合理的な選定や仕様設定に資することを目的として、産地等が異なる複数のベントナイトの特性データを取得し、地層処分への技術的な成立性を確認するための検討を実施する。ここでは、6種類のベントナイトを対象に鉱物学的な特徴の違いを反映したモンモリロナイト含有率の求め方を検討した。その結果、水ヒ試料のMB吸着量とベントナイトのMB吸着量から、または、負電荷量から計算した陽イオン吸着量とベントナイトのCECから求めることが妥当であると考えられた。これにより、従来の一義的な値よりベントナイト毎のモンモリロナイトの鉱物学的特徴を反映した値を求めることができた。

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