放射性廃棄物処分(3)

[CS12-27] 低レベル放射性廃棄物処分施設に用いるセメント系充てん材の充てん性及び力学物性の評価

〇川村 和湖¹、杉橋 直行¹、矢ノ倉 ひろみ¹、髙橋 圭一¹、工藤 淳² (1.清水建設株式会社、2.日本原燃株式会社)

キーワード：低レベル放射性廃棄物処分施設、充てん材、充てん性能、圧縮強度、コンクリートピット

昨年度発表した新配合充てん材（3：7モルタル）について，室内試験では，充てん材の要求性能を満足することを確認した．しかし，廃棄体（ドラム缶）が俵積みで定置される隙間に確実に充てんされることを証明することが課題となっている．このため，実規模試験を行い、ドラム缶が配置された実規模の試験体内に，新配合の充てん材を打込み，硬化後に試験体をワイヤーソーで切断し，ドラム缶周囲の充てん状況を確認することとした．また、打込み高さで力学物性がどの程度変化するかを確認するため，高さの違う上中下3箇所からコア削孔し，圧縮強度を取得した．