令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 放射性廃棄物処分

放射性廃棄物処分(3)

座長:渡邊 保貴(電力中央研究所)

[CS12-30] 電解質として酢酸カリウム溶液を用いた電気泳動法による土壌からのセシウム除去に関する研究

〇谷中 彩寧1、柴田 慶一郎1、吉田 秀典2、松本 直通2 (1.香川大学大学院工学研究科、2.香川大学創造工学部)

キーワード:放射性物質、セシウム、ゼオライト、電気泳動法、抽出、吸着

東京電力福島第一原子力発電所の事故により,大量の放射性物質が拡散されてから9年が経過した.除染作業は終了しており,除染済の汚染土壌は中間貯蔵施設および焼却施設へ搬入され始めているが,汚染土壌の多くが処分されずに仮置きされており, 中間貯蔵施設への運送や焼却施設での処分にはコスト面において課題がある.したがって,放射性物質を効率よく除染し, 汚染土壌の放射線量を8000Bq/kg未満に削減することが望まれる.本研究では,吸着材としてゼオライト,電解質として酢酸カリウムを用いて電気泳動法によるセシウム吸着試験を行い,効率のよいセシウム抽出ならびに吸着について検討することを目的とする.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン