令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 気候変動による影響への適応

気候変動による影響への適応(1)

座長:中山 恵介(神戸大学)

[CS13-01] 八代海における大気-海水間CO₂フラックスへの成層の影響に関する現地調査

〇小森 博仁1、齋藤 直輝1、熊 柄1、矢野 真一郎1、中山 恵介2、駒井 克明3、矢島 啓4 (1.九州大学大学院、2.神戸大学、3.北見工業大学、4.島根大学)

キーワード:ブルーカーボン、大気-海水間CO₂フラックス、海水中CO₂分圧、八代海、成層

近年,海洋生態系によって固定される炭素「ブルーカーボン」が気候変動緩和策の重要なオプションとして注目されている.本研究は2018年に実施した齋藤ら(2019)の現地調査に引き続き,八代海を対象に海水中CO₂分圧に関する現地調査を実施した.八代海の海水中CO₂分圧と,その変動要因の実態を明らかにし,八代海のCO₂フラックスの算出を試みた.また,強い成層期,弱い成層期,混合期で観測を行い,成層が海水中CO₂分圧に及ぼす影響を把握することを目的とした.結論として,成層の発達に伴い,表層の植物プランクトンによる光合成が海水中CO₂分圧の変動に影響を与えていた.次に,八代海のCO₂フラックスを概算した.

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