[CS13-04] 2019年台風19 号の強度変化に対する気候変動影響評価
キーワード:台風1919号、高解像度台風モデル、擬似温暖化実験
本研究では,2019 年台風19 号を対象として,高解像度台風モデルを用いて現在気候実験および過去気候実験を実施した.過去気候の熱帯域では,現在気候に比べてより台風の急速発達が生じやすく,一方で,過去気候の中緯度域では,現在気候に比べて台風はより弱化されやすいことが明らかとなった.また,入力する各要素の温暖化気候差分に関する感度実験を行ったところ,気温と海水面温度の温暖化影響は台風強度に対して相反する効果を有しており,熱帯域では気温の上昇により台風は弱化し,中緯度域では海水面温度の上昇により台風が強化されると結論づけられた.
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