Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

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[共通セッション] 気候変動による影響への適応

気候変動による影響への適応(2)

Chair:Kenichiro Kobayashi

[CS13-10] A study of the recent snow water scarcity considering the future warming

〇Satoshi Watanabe1, Shunji Kotsuki2, Soma Saito3 (1.The university of Tokyo, 2.Chiba university, 3.Mitsui Consultants)

Keywords:Snowfall, Temperature, Water resources, Climate change, Bias correction

温暖化の進展は積雪量に大きな影響を及ぼす。本研究では過去の積雪とその背景となる気温と降水量の関係を明らかにし,近年の少雪が将来の温暖化の下でどのような頻度で生じるかを明らかにする。2020年の少雪は本州南部の殆どの河川流域で過去最低もしくはそれに次ぐ値であり,約40年に1度の規模であることが明らかとなった。この背景として2020年は200年に1回程度の非常に稀な気温であったことが考えられる。仮に温暖化により気温が2度および4度一律に上昇すると,2020年と同様の気温が生じる確率は24.2%,77.1%である。つまり40年に1度の少雪がそれぞれ,4年,1.3年に1回生じることが明らかとなった。

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