令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] BIM/CIMの活用とこれから

BIM/CIMの活用とこれから(2)

座長:加藤 雅彦(株式会社長大)

[CS14-19] 鉄道施設の3Dモデル作成における詳細度の検討

〇村田 眞司1、清水 智弘2、佐々木 龍3 (1.西日本旅客鉄道、2.ジェイアール西日本コンサルタンツ、3.アジア航測)

キーワード:3次元モデル、3次元モデルの詳細度、維持管理、鉄道施設

近年,建築・土木分野では3次元モデルの活用が進められている.3次元モデルの作成には,詳細度(LOD)の設定が重要だが,維持管理段階での詳細度は明示されていない.
今回,鉄道設備の既設構造物を対象とし,維持管理の観点から3次元モデル作成の詳細度を検討した.その結果,適切な詳細度は利用目的により異なり,また同じ維持管理の目的でもコンクリート橋梁と鋼橋とでは適切な詳細度が異なっているように,対象物の種類によっても異なることが確認された.
3次元モデルの活用により構造物の維持管理の効率化を実現していくためには,詳細度を標準化し,その考え方を体系的にまとめることが必要となると考えられる.

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