令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(2)

座長:城古 雅典(前田建設工業)

[CS15-18] 山岳トンネルにおけるAIによる肌落ち予測に向けた熟練作業員の知見について-肌落ちにおける熟練作業員の気付きと知見及びその予知方法―

〇杉本 翔平1、村井 和彦1、吉川 正1、曽根 真理2、鈴木 雅行3、山本 拓治4、江戸川 修一5、高橋 浩6 (1.(一財)先端建設技術センター、2.東洋大学、3.(株)安藤・間、4.鹿島建設(株)、5.清水建設(株)、6.戸田建設(株))

キーワード:山岳トンネル、機械学習、肌落ち、AI技術

近年,建設分野では熟練作業員(坑夫等)が減少し,若手の入職者も減少していることから,人材確保が課題となっている.これらの課題解決の一方策として,経験の浅い若手職員または作業員の判断・予測をAI技術を用いて支援することが有益である.しかし,判断や予測に必要な情報は,熟練作業員の知見や経験によって得られた情報に依存している部分が多いため,これらを機械学習で支援できるように関連づける必要がある.本稿では,山岳トンネルにおける肌落ち予測に着目しAI技術を用いた支援システムの構築を目的として,肌落ち予測に関する知見を熟練作業員にヒアリングを行い,得られた知見をセンサリングする方法について考察した.

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