令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(2)

座長:城古 雅典(前田建設工業)

[CS15-26] トンネル切羽におけるAIを用いた鏡吹付けコンクリート面のクラック検知システムの開発

〇有家 舜祐1、邊見 涼1、淡路 動太1 (1.清水建設株式会社)

キーワード:山岳トンネル、肌落ち災害、AI、教師データ

山岳トンネル工事における切羽での肌落ちは重大災害につながる恐れがある.肌落ち発生の予兆として鏡吹付けコンクリート面に発生するクラックを瞬時に認識し,警報を発することが災害防止策として有効である.そこで,AIを用いた画像解析により,鏡吹付けコンクリート面のクラックをリアルタイムで検知することができるシステムを開発した.

AIモデルの構築のために画像編集ソフトにて疑似的に描写したクラック画像を教師データとして用いた.これにより短期間で大量に様々なパターンの教師データを用意することができた.

検証の結果,実際に発生するクラックを十分に検知可能なAIモデルを構築できると考えられる.

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