令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(3)

座長:宇野 昌利(清水建設)

[CS15-09] デジタル打音検査とAI・シミュレーションの統合的活用によるコンクリート内部構造診断の実現(1)全体構想及び実験的データベース構築

〇匂坂 充行1、松永 嵩1、小川 良太1、礒部 仁博1、山田 知典2、吉村 忍2 (1.原子燃料工業、2.東京大学)

キーワード:AI、AEセンサー、打音検査、施工不良、経年劣化

コンクリート構造物において多い変状として、かぶりコンクリートの剥落があり、第三者への影響が大きいことから問題とされている。デジタル打音検査は、従来の打音点検を定量化でき、現場適用性に優れ、不具合の有無を短時間で評価できるが、コンクリートの不具合の種類は多岐にわたり、不具合の種類を識別し、規模(深さ、大きさ等)を定量的に評価するまでには至っていない。そこで、近年発展が著しいAI・シミュレーション技術を活用することで、コンクリートの内部構造診断に必要な大規模DBを短期間で構築し、これをデジタル打音検査に適用することで、コンクリートの内部構造診断技術を開発することを試みた。

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