令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(4)

座長:河村 圭(山口大学)

[CS15-28] クープマン作用素解析と運動学的解析の混成手法による短期降水予測

〇テイ セイトウ1、宮本 崇1、阿部 雅人2、清水 慎吾3、加藤 亮平3、岩波 越3 (1.山梨大学、2.株式会社BMC、3.防災科学技術研究所)

キーワード:短期降水予測、データ駆動モデル、クープマン作用素解析、運動学的解析

豪雨災害が頻発する我が国において,降水の予測精度を向上させることは気象災害の軽減のために重要である.降水予測の方法には,数値予報の手法と運動学的な外挿に基づく手法に加え,近年ではデータ駆動的手法の適用も多く試みられている.

物理現象としての降水の時間的な推移を予測する上では,基礎方程式系の性質を観測データから取得しようとするクープマン作用素解析の手法が有効に機能することが期待される.本稿では,クープマン作用素解析と運動学的解析の混成による時間発展予測の手法を新たに提案し,その有効性を降水の実測データに対する適用を通して検証する.

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