令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるAIの活用

土木分野におけるAIの活用(4)

座長:河村 圭(山口大学)

[CS15-30] AIを活用したダム下流河川内の入川者自動検知プログラムの開発

〇角田 恵1、小澤 和弘1、日比 俊輔1 (1.関西電力)

キーワード:AI、自動検知、YOLOv3、水力発電所、入川者、河川パトロール

ダムからの放流開始前に,パトロール員がダム下流河川の入川者に対して注意喚起するのに要する時間によって生じる減電量を削減するために, webカメラ等で撮影した画像にAIの画像解析技術を適用することにより,ダム下流河川の入川者を自動で検知するプログラムを開発した.入川者の検出アルゴリズムには,検出の精度・速度に定評のあるYOLOv3を採用した.実際の河川の入川者を対象とした検知プログラムの精度検証を行った結果,要求される検出限界距離が得られなかったことから,撮影画像を分割して検出する改良を行った結果,検出限界距離を300m程度まで改善することができ,実務で使用可能なプログラムを開発することができた.

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