[CS15-30] AIを活用したダム下流河川内の入川者自動検知プログラムの開発
キーワード:AI、自動検知、YOLOv3、水力発電所、入川者、河川パトロール
ダムからの放流開始前に,パトロール員がダム下流河川の入川者に対して注意喚起するのに要する時間によって生じる減電量を削減するために, webカメラ等で撮影した画像にAIの画像解析技術を適用することにより,ダム下流河川の入川者を自動で検知するプログラムを開発した.入川者の検出アルゴリズムには,検出の精度・速度に定評のあるYOLOv3を採用した.実際の河川の入川者を対象とした検知プログラムの精度検証を行った結果,要求される検出限界距離が得られなかったことから,撮影画像を分割して検出する改良を行った結果,検出限界距離を300m程度まで改善することができ,実務で使用可能なプログラムを開発することができた.
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