令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 気候変動・地球環境問題

気候変動・地球環境問題

座長:米田 稔(京都大学)

[CS16-03] 超臨界CO2パイプラインによる石油増進回収法(EOR)とCO2削減

〇藤田 クラウディア1、鈴木 孝治2 (1.大成建設(株)技術センター、2.大成建設(株)エネルギー本部)

キーワード: CO2-EOR、超臨界CO2パイプライン、CO2輸送、法規制

火力発電所などの大規模排出源から二酸化炭素を回収し、地層に注入(貯留)する地球温暖化技術(CCS)はCO2の大気排出量を削減する方法としてよく知られている。一方、米国では1970年代から天然CO2をパイプラインにより油田まで長距離輸送して油層へ注入する「CO2圧入攻法・石油増進回収法」(CO2-EOR)が行なわれている。しかし、この技術は現時点で米国以外にほとんど普及しておらず、日本にもない。本稿では、CO2を長距離輸送する上で有効な超臨界CO2パイプラインとEORについて紹介し、その適用に関する問題点について考察する。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン