新設および大規模改修時における橋梁計画(1)

[CS3-07] An earthquake-behavior study and seismic performance evaluation of a reinforced concrete solid-spandrel arch bridge

〇Rei Tachiiri¹, SHOUYI LI¹, Yoshiaki Ikawa¹, Tatsushi Yamada² (1.NEXCO-West Consultants Company, 2.Central Nippon Expressway Company)

Keywords:solid-spandrel arch bridge, earthquake-behavior study, seismic performance evaluation, Nonlinear dynamic analysis

RC充腹アーチ橋は,アーチ上に間詰め土砂を載せて転圧し,土工部と同じ舗装構造とする橋梁のため,車の走行性,維持管理性を向上させた構造である.アーチ橋は不静定次数が高いため,耐震性能が高いとされている.しかし,RC充腹アーチ橋については,地震時の挙動や構造的弱点が不明で,耐震性能評価方法についても明確な決まりはない.そこで,非線形動的解析により大規模地震時の挙動を確認し,耐震性能の評価を行った結果,橋脚において橋軸方向,橋軸直角方向ともに曲げやせん断で許容値を超えた.側壁については,橋梁全体として耐震性能を確保するという評価方法を提案した.