令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 新設および大規模改修時における橋梁計画

新設および大規模改修時における橋梁計画(3)

座長:杉山 裕樹(阪神高速道路株式会社)

[CS3-17] 鉄筋を使用しない超高耐久プレキャスト壁高欄の開発

〇和田 圭仙1、藤井 雄介1、狩野 武2、内堀 裕之2 (1.西日本高速道路株式会社、2.三井住友建設)

キーワード:超高耐久壁高欄、プレキャスト、高強度繊維補強コンクリート、GFRPロッド、衝突実験

高速道路の壁高欄は、経過年数による老朽化だけでなく、凍結防止剤の散布や沿岸部での飛来塩分などにより、鋼材の腐食による劣化が進行しやすい部位である。そこで、抜本的な解決方法として鉄筋の代わりにGFRPロッドを使用し、腐食する鋼製材料を一切使用しないプレキャスト壁高欄の開発を行った。本構造の接合部を含む耐荷性能を確認するため、約70kNの台車を用いた衝突実験を実施した。その結果、衝突荷重に対して十分な耐荷性能を保有していることを確認した。今後、飛来塩分や凍結防止剤による鋼材腐食環境が厳しく高い耐久性が望まれる箇所や、床版取替え工事への適用を目指す。

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