令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 新設および大規模改修時における橋梁計画

新設および大規模改修時における橋梁計画(3)

座長:杉山 裕樹(阪神高速道路株式会社)

[CS3-19] 既設橋評価のための実交通荷重を考慮した活荷重係数に関する研究

〇木村 正志1、奥井 義昭1、八島 孝太2 (1.埼玉大学大学院、2.埼玉大学)

キーワード:活荷重係数、Load rating、交通荷重シミュレーション、極値分布

既設橋の性能評価手法としてLoad ratingが海外では用いられている.次回点検までの不確定性を考慮すればいいとして活荷重係数を低減する仕組みがある.全ての橋梁に同レベルの活荷重を見込んだ補修を施すことは合理的ではないといえることから,Load rating用の活荷重係数を提案することを目的とし,実交通データを用いた交通荷重シミュレーションを行い,発生曲げモーメントの再現レベルから活荷重係数の検討を行った.結果として道路橋示方書に規定の活荷重係数から大幅な低減が可能であることが示唆された.旧基準で設計された既設橋評価への有効性を検討することができたと考える.

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