[CS3-19] 既設橋評価のための実交通荷重を考慮した活荷重係数に関する研究
キーワード:活荷重係数、Load rating、交通荷重シミュレーション、極値分布
既設橋の性能評価手法としてLoad ratingが海外では用いられている.次回点検までの不確定性を考慮すればいいとして活荷重係数を低減する仕組みがある.全ての橋梁に同レベルの活荷重を見込んだ補修を施すことは合理的ではないといえることから,Load rating用の活荷重係数を提案することを目的とし,実交通データを用いた交通荷重シミュレーションを行い,発生曲げモーメントの再現レベルから活荷重係数の検討を行った.結果として道路橋示方書に規定の活荷重係数から大幅な低減が可能であることが示唆された.旧基準で設計された既設橋評価への有効性を検討することができたと考える.
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