令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 計算力学

計算力学(2)

座長:鳥生 大祐(京都大学)

[CS5-11] 選択型デュアル流速ISPH法を用いた固液混相流解析の精度検証

〇藤井 孟大1、浅井 光輝1、井元 佑介2 (1.九州大学、2.京都大学)

キーワード:粒子法、固液混相流解析、SPH、DEM

安定化ISPH法は,ISPH法における圧力ポアソン方程式に粒子配置を平滑化する安定化項を付加した粒子法である.安定化項の作用により,計算安定化,体積保存性が確認されているが,固液混相流解析において上記手法を適用した場合,固体表面付近での流体粒子密度誤差が大きくなり,計算が不安定化する問題があった.そこで本研究は,非圧縮性流体の支配方程式から導出される物理速度と,安定化項を付加することで算出される輸送速度の2つの流速を定義し,導かれる2つの圧力ポアソン方程式を2回解く選択型デュアル流速ISPH法を提案する.精度検証としてダム崩壊流れの再現解析を行い,密度誤差評価により提案手法の有用性を確認した.

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