[CS6-05] 断面内の繊維不均一性を有するFRP部材の強度評価法の検討
キーワード:FRP、引張、圧縮
既往の研究からFRP部材は材料強度に比べて部材強度が小さくなることがわかっており,構造物の設計においては部材強度を使用した方がより安全となると考えられる.また,材料強度から設計する現行の設計で,部材強度と材料強度との比率がわかれば,部材係数をより合理的な値に設定することが出来ると考えられる.そこで本研究では,部材を板要素に分割し,それらに対し引張および圧縮試験を実施することで,部材強度を予測する手法を検討する. 結論として試験結果より板要素試験体およびクーポン試験体を比較すると板要素試験体が小さな値を示していることから,FRP部材は強度の低い箇所から破壊されると考える事が出来る.
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