令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 道路橋床版の点検診断と長寿命化技術

道路橋床版の点検診断と長寿命化技術(1)

座長:東山 浩士(近畿大学)

[CS8-03] 道路橋鉄筋コンクリート床版の水平ひび割れ原因に関する基礎的検討

〇横山 広1、中村 拓郎2、桝谷 浩3、亀田 浩昭4、街道 浩5、橘 吉宏6 (1.大日本コンサルタント、2.寒地土木研究所、3.金沢大学、4.国土開発センター、5.川田工業、6.中日本ハイウエイ・エンジニアリング名古屋)

キーワード:道路橋床版、水平ひび割れ、輪荷重走行試験、鉛直ひずみ、鉄筋剛性

本研究では,ASR実物大供試体を用いた輪荷重走行試験で水平ひび割れの発生時期とその原因に関する基礎的な検討を行った.結果として,走行回数50万回程度から載荷時たわみが増加傾向となっており,鉛直方向に鉄筋横に設置したゲージによるひずみから,水平ひび割れが増大した影響と考えられた.また,載荷初期の走行軌道直近のひずみは主鉄筋横とその20mm下で発生傾向が異なり,鉄筋横の方が大きい引張ひずみが発生していた.水平ひび割れを発生させる方向の鉄筋作用の可能性が伺える.

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