令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 道路橋床版の点検診断と長寿命化技術

道路橋床版の点検診断と長寿命化技術(1)

座長:東山 浩士(近畿大学)

[CS8-05] 積雪地域における再劣化したRC床版の劣化診断

〇小野 晃良1,2、阿部 忠2,3、高橋 明彦1、木村 延久1 (1.株式会社小野工業所、2.日本大学、3.中国科技大学)

キーワード:RC床版、老朽化、健全度診断、赤外線サーモグラフィー

近年,積雪地域の道路橋RC床版の上面劣化が著しく,福島県の郡山市から会津地方においては凍害の影響も複合され,首都圏のRC床版と比較して劣化が著しい.これらの著しく劣化したRC床版の診断方法として非破壊検査手法が採用されつつある.

本研究では,積雪地域に建設されたRC床版上面に厚さ10cm程度の調整コンクリート層が設けられており,RC床版も含めて再劣化したコンクリート表面を打音法および赤外線サーモグラフィー法による劣化診断を行い,両診断法による劣化状況の比較・考察を行い,再劣化したRC床版コンクリートの劣化診断の一助としたい.

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