令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 道路橋床版の点検診断と長寿命化技術

道路橋床版の点検診断と長寿命化技術(2)

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[CS8-14] 床版模擬供試体の比誘電率計測および滞水層の伝播速度差計測

〇松本 直士1、野田 翼1、石田 雅博1、金澤 文彦1 (1.土木研究所)

キーワード:RC床版、土砂化、位相、伝播速度、比誘電率、電磁波レーダ

近年、我が国の道路橋におけるRC床版は砂利化や土砂化といった損傷が顕著になってきており、これらを検知する手法として電磁波レーダ法がよく用いられている。この電磁波レーダで取得したデータは比誘電率を用いて床版の内部構造のモデル化を行うが、その比誘電率は調査企業等によって大きくバラつきがある。また、解析では滞水などの異常があった場合には、その多くが定性的な評価指標で各々が運用しているなどの実態がある。これらの背景を踏まえ、本研究では、直轄国道の舗装構成を模擬した供試体を用い、乾湿の状態を変えながら比誘電率を計測した。また内部に水層が介在する場合に生じる電磁波の伝播速度差も計測した。

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