[CS9-02] 補修前後の鋼2径間連続I桁橋におけるRC床版の振動モード特性差異
キーワード:振動モード、RC 床版、補修、2径間連続桁橋
床版の健全度評価法として,振動モードの変化が着目されている。具体的に床版の健全度が回復した場合、振動モード形状ならびにその発現傾向が変化すると考えている。そこで、今回補修前後の鋼2径間連続I桁橋のRC床版を対象に振動モード特性の差異を調査した。その結果、補修前に観測されなかった振動モードが、補修後に新たに観測された。さらに、形状の変化は乏しいものの、振動モードのスペクトルピーク振幅が補修後変化した。これらは、RC床版の健全度が回復し、内部摩擦などによるエネルギー散逸が低下したことに起因する、と推定される。従って、発現傾向などに着目することで、床版健全度の回復を評価できる可能性が示された。
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