令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(1)

座長:太田 桂吾(応用技術)

[CS9-07] 低温域での模擬橋梁における固有振動数に対する凍結の影響

〇井関 晃広1、遠藤 義英1、山岸 貴俊1 (1.能美防災株式会社)

キーワード:模擬橋梁、温度変化、凍結、固有振動数、屋内実験、加速度センサ

著者らは,MEMS型加速度センサを用いた橋梁モニタリング技術の確立を目指し,実橋梁計測を進めてきた.その長期計測の中で,寒冷時,実橋梁の固有振動数が想定より大きく変化するケースがあった.本稿では,この変化の原因を明らかにする為,温度調節機能を備えた屋内設備に9mの模擬橋梁を製作し実験を実施した.屋内温度を-15~15℃で変化させ,模擬橋梁の振動を加速度センサで計測し,固有振動数を算出した.結果,アスファルトを敷いた模擬橋梁に水を加えた場合,加えない場合に比べ,固有振動数が,表面温度0℃以下の時に顕著に変化した.気温だけでなく,雨や雪等の自然環境も固有振動数の変化に寄与する可能性が示された.

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