令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(1)

座長:太田 桂吾(応用技術)

[CS9-09] 加速度応答計測と非線形履歴特性パラメータ同定に基づく変位応答推定

〇石原 佳奈1、楊 曜華1、長山 智則1、蘇 迪1 (1.東京大学工学系研究科社会基盤学専攻)

キーワード:変位推定、カルマンフィルタ、遺伝的アルゴリズム

橋梁等構造物の地震後の健全性評価は救助の効率化や経済的影響の抑制のため迅速に行うことが必要とされている。構造物の変位は健全性評価における重要な指標であり、加速度計測による間接的な推定は簡易に行えるが、加速度計のノイズ等の影響で残留変位を含めて推定することが難しい。本研究では履歴特性モデルとしてトリリニアモデルを仮定した拡張カルマンフィルタによる状態推定と遺伝的アルゴリズムによるモデルパラメータ同定を組み合わせることで、残留変位を含んだ変位推定を行う。対象構造物の履歴特性がトリリニアモデルと近い時の推定に加え、実構造物のように複雑な履歴特性をもつ構造物の変位を推定することが可能である。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン