Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

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[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(1)

Chair:Keigo Oota

[CS9-09] Displacement estimation based on measured acceleration responses and non-linear hysteresis parameter identification

〇Kana Ishihara1, Yaohua Yang1, Tomonori Nagayama1, Di Su1 (1.Department of civil engineering, the University of Tokyo)

Keywords:Displacement Estimation, Kalman Filter, Genetic algorithm

橋梁等構造物の地震後の健全性評価は救助の効率化や経済的影響の抑制のため迅速に行うことが必要とされている。構造物の変位は健全性評価における重要な指標であり、加速度計測による間接的な推定は簡易に行えるが、加速度計のノイズ等の影響で残留変位を含めて推定することが難しい。本研究では履歴特性モデルとしてトリリニアモデルを仮定した拡張カルマンフィルタによる状態推定と遺伝的アルゴリズムによるモデルパラメータ同定を組み合わせることで、残留変位を含んだ変位推定を行う。対象構造物の履歴特性がトリリニアモデルと近い時の推定に加え、実構造物のように複雑な履歴特性をもつ構造物の変位を推定することが可能である。

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