土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(2)

[CS9-43] A Basic Study on Detection Precision of Layer Thickness by the MMS Equiped with Phase Difference Type Laser Scanner

〇Daisuke Fujimura¹, Yuuya Yamaguchi², Souichirou Shiraishi ², Naoki Okamoto², Hiroaki Iwakami³, Tatsunori Sada¹, Hisashi Emori¹ (1.Nihon University, 2.Aero Asahi Corporation, 3.NIKON-TRIMBLE CO., LTD.)

Keywords:MMS, laser scanner, phase difference type method, layer thickness measurement, measurement precision

モービルマッピングシステム（以下，MMS）は道路周辺の３次元位置情報を効率的に取得可能なシステムである．今後は点検分野における活用が見込まれる．MMSに搭載されているレーザスキャナにはTOF方式と位相差方式があり，TOF方式は照射距離に応じて精度が劣化するなどの特性がある．そこで本研究では位相差方式レーザスキャナによるMMSの計測精度を把握し，将来の維持管理業務へ適応可能性について検証するため，層厚検出精度に関する実験を行った．直下水平における厚み算出結果では，位相差方式の較差の平均値は20km/h走行で0.31mmであり，-1.16mmであったTOF方式と比べて計測精度が良いことが示された．