土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(5)

[CS9-24] Fundamental Experiment on Simple Method for Estimating Communication Distance of Visible Light Communication under Water

〇Shigeru Fukuoka¹, Takahiro Amino¹ (1.TOA CORPORATION)

Keywords:Visible Light Communication, Underwater Communication, Underwater Wireless Network, Communication Speed, Illuminance

陸上で大容量かつ高速に無線通信する手段として注目されている可視光通信を水中に適用することで，水中で無線ネットワークを形成できる可能性がある．しかし，可視光通信は媒体となる水の濁りや外来光等によって通信速度が影響されるため，運用前にサイトの水中で通信試験を実施する必要があるが，多大な労力が掛かる．そこで，本研究では，検討の導入として，水中部の可視光通信の通信可能距離を簡易に推定する手順を検討した．その結果，通信機器が受信する可視光の照度と通信速度の関係が通信環境の媒体によらず一定であることが分かり，この結果，サイトから採取した媒体を用いて室内試験で簡易に通信可能距離を推定できる手法を提案した．