令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(6)

座長:岡本 修(茨城高専)

[CS9-64] 無線式加速度計測システムの開発

〇藤本 知規1、山崎 崇寛1、中西 美一1、天野 雄一郎2、宮本 慎宏3、岡田 将敏2 (1.株式会社四国総合研究所、2.四国電力株式会社、3.香川大学)

キーワード:加速度モニタリング、無線式、MEMS加速度センサ、920MHz、多点同時

南海トラフ等の大地震時に電力会社等のインフラ設備を早期復旧し、被害を最小限に抑えるためには、重要な構造物に対して、地震時の挙動を把握し被害程度を迅速に判断することが重要である。地震による構造物の応答加速度を計測するには、有線式の計測システムが用いられることが一般的であるが、配線に係る費用や機器が高価といったコスト面等の課題がある。そこで、今回、安価で施工性が高く設置が容易な無線式加速度計測システムを開発した。多点での地震加速度計測を行う際はセンサ間の同期精度が重要であることから、開発したシステムの同時加振実験を行い、±3ミリ秒という高い同期性能を確保していることを確認した。

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