令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(7)

座長:今井 龍一(法政大学)

[CS9-32] アーバンキャニオン環境下のGNSS測位におけるSNRマスク適用効果の検証と最適値の算出

〇宮澤 塁1、佐田 達典1、江守 央1 (1.日本大学)

キーワード:GNSS、アーバンキャニオン、SNR、走行方角

近年,GNSSは自己位置を認識する一つの技術として,様々な産業の自動化等の技術開発に採用されている.そのような中,GNSS測位はアーバンキャニオン環境下において,マルチパス信号による測位精度の劣化が課題として挙げられる.本研究では,アーバンキャニオン環境下における移動体のGNSS測位における走行方向別SNRマスク適用効果の検証と最適なマスク値の算出を行った.結果として,走行する方向が南北方向の場合,SNRマスクを適用するとFix率は約50%増加した.また,全観測データから測位率・Fix率が最大となった時点でのマスク値を集計したところ,39dBHzが最頻値として算出された.

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