令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐候性鋼)(1)

座長:永田 和寿(名古屋工業大学)

[I-01] 実橋梁における5年間のワッペン式曝露試験

〇加藤 遼二郎1、前田 諭志1、荒川 淳平2、中辻 亘2 (1.(株)横河ブリッジホールディングス、2.(株)横河ブリッジ)

キーワード:耐候性鋼橋梁、ワッペン式暴露試験、腐食予測、化成処理

本稿では,実橋梁の各部位において5年間実施したJIS 耐候性鋼のワッペン式曝露試験の結果を報告する.無塗装仕様については,既往の研究に比べてASMA に対するBSMA が小さい結果となり,より合理的な環境評価ができる可能性が示された.WA 処理仕様については,腐食速度の低減と,腐食減耗量経年予測の可能性を確認した.今回対象とした橋梁は比較的マイルドな腐食環境にあったが,今後より厳しい環境におけるデータを取得し,同様に分析を行う予定である.

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