令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐候性鋼)(1)

座長:永田 和寿(名古屋工業大学)

[I-04] 耐候性鋼橋梁の維持管理における外観評価方法についての一考察

〇三浦 正純1、中島 和俊1 (1.一般財団法人土木研究センター)

キーワード:耐候性鋼、維持管理、外観評価、板厚、腐食速度

耐候性鋼の状態評価においては5段階の外観評価が行われている。この外観評価方法は耐候性鋼の橋梁への適用初期から実施されてきており、防食便覧や橋梁点検要領にも採用されているが、一般の橋梁点検者にとって簡単ではなく、個人差が出やすい、専門家でないと難しい、といった課題が指摘されている。この手法を根本的に見直そうとすると、今までの点検結果との連続性がなくなり、かえって混乱を招く恐れがある、という意見もあり、容易に踏み込めないでいる。本稿では、耐候性鋼の外観評価基準の変遷を紹介するとともに、維持管理における外観評価の考え方を整理し、新たな評価基準を提案した。

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