令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐候性鋼)(1)

座長:永田 和寿(名古屋工業大学)

[I-07] 地形を考慮した耐候性鋼橋梁の腐食環境評価

〇広瀬 望1、大屋 誠1、武邊 勝道1、麻生 稔彦2、田中 健太統2 (1.松江工業高等専門学校、2.山口大学)

キーワード:耐候性鋼橋梁、腐食環境、飛来塩分、数値シミュレーション

既設鋼橋梁の腐食環境を把握するために,橋梁構造物の3次元BIM/CIMモデルと国土地理院の数値標高データや点群データを用いて周辺地形を作成することで,耐候性鋼橋梁の腐食予測シミュレーション手法を適用して,風の流れ場の解析結果より飛来塩分量の予測を試みた.2つの既設耐候性鋼橋梁を事例に,海塩粒子により腐食している耐候性鋼橋梁の場合,地形や橋梁の3次元モデルを用いることにより,腐食部位やその程度の検討をある程度の精度で実施することが可能なことが確認された.建設前や既存の橋梁の地域的な腐食環境の評価を行う場合には,本手法は有効な手法と成り得ると考えられる.

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