疲労(2)

[I-56] 主桁に隣接する縦リブに着目した鋼床版縦横リブ交差部の疲労寿命に関する一検討

〇横山 薫¹、鈴木 俊光¹、橋本 幹司¹、三木 千壽² (1.エム・エム ブリッジ株式会社、2.東京都市大学)

キーワード：鋼床版、疲労寿命、縦横リブ交差部、有限要素解析、構造ホットスポット応力

主桁に隣接する縦リブの縦横リブ交差部溶接部の横リブ側止端を着目部とし，縦リブサイズ一定の従来モデルと主桁近傍の縦リブサイズを大きくした改良モデルについて，有限要素解析によりホットスポット応力の影響面を求め，車両走行位置分布と重交通路線の軸重分布を仮定して，設計寿命100年の累積疲労損傷比を算出した．従来モデルでは設計寿命を満足することができず，改良モデルでは満足する結果を得た．以上のことから，主桁隣接縦リブに輪荷重が載荷されるような場合には，主桁隣接縦リブのサイズを大きくすることが疲労寿命の向上に有効であると考えられる．