令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労(2)

座長:穴見 健吾(芝浦工業大学土木工学科)

[I-57] UHPFRC により補強したU リブ鋼床版の自然環境状態での輪荷重走行試験

〇服部 雅史1、舘石 和雄2、判治 剛2、清水 優2 (1.中日本高速道路株式会社、2.名古屋大学)

キーワード:鋼床版、疲労き裂、UHPFRC、補強、輪荷重走行試験

鋼床版の溶接ルートを起点としてデッキへ進展する疲労き裂が報告されている.その対策として,き裂処理を施した上でSFRC敷設により補強する方法が提案されている.また,き裂長などの条件によってはSFRC敷設のみでき裂進展を抑制でき,より合理的に維持管理できる可能性がある.き裂先端の応力は敷設材の弾性係数が高いほど低減されると考えられる.SFRC より弾性係数が高く,現場施工が実現可能な材料として超高性能繊維補強セメント系複合材料(以下,UHPFRC)が開発されつつある.そこで,UHPFRC 敷設により鋼床版を補強する方法の効果検証と問題点抽出を目的に,より実交通荷重に近い輪荷重走行試験を実施した.

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