令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(3)

座長:高井 俊和(九州工業大学)

[I-94] F10TWにおけるナット回転法の適用に向けた導入軸力試験

〇筒井 康平1、南 邦明1、横山 秀喜1、藤野 大地2 (1.独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構、2.川田工業株式会社)

キーワード:高力ボルト、厚膜型無機ジンクリッチペイント、ナット回転法、リラクセーション

道路橋示方書(以下,道示)および鉄道構造物等設計標準(以下,鉄道標準)では,高力六角ボルト(以下、F10T)や耐候性高力六角ボルト(以下、F10TW)の締め付けにはトルク法,溶融亜鉛メッキボルトの締め付けにはナット回転法を用いることが定められている.管理の観点では,ナット回転法はトルク法に比べて作業効率が良いと考えられるが,道示および鉄道標準では,F10TおよびF10TWへのナット回転法の適用は認められていない.本稿では,F10TWにナット回転法を用いる場合に適切な軸力が導入される回転角を得るため,回転角をパラメータとした導入軸力試験およびリラクセーション試験の結果について報告する.

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